施工や設置に関するご質問(強度・表札・アルミフェンス)


Q12 : 隣家との目隠しを施工するにあたり、90cmのフェンスに180cmのラティスを結ぶのは強度として問題はありますか?

それぞれの高さが90cmと130cm部分があります。

エコウッドの今福でございます。ご質問に回答いたします。

ラティスの高さに対するフェンスの必要高は2/3以上となるのが望ましいのですが、実際には90cm以下でも180cmのラティスを付けている方もおられます。

設置部は90cmということですから、180cmでも特に問題は無いと思います。

添付のイメージ図をご覧下さい。 左側のフェンス上部(130cm)ギリギリに結束バンドを取り付けるのは必須です。

90cm部分は、ラティスの両端に、縦に3カ所くらいで良いと思います。

ラティス上部は強風時のバタつきを防ぐため、ストレート連結金具をお使い下さい。この金具を使わない場合には、ラティス同士を木ねじで直結する方法もあります。

なお、テラスにラティスを設置する場合ほとんど結束バンドで縛り付けています。

また、L型スタンドは重量のある人工木ラティスを支えることは出来ません。 テラスの床面にも影響を与えない結束バンド方式は極めて簡単で確実な方法です。

私どもの職人もベランダフェンスにはこの方法を用います。結束バンドは、高耐候性タイプのものをお買い求め下さい。

特に100均などで買ったバンドは粗悪なものも多く、3ヶ月くらいでぼろぼろになったという話を聞きます。

ホームセンターなどの電設資材売り場の結束バンドは、電信柱で電話線などの結束に使うプロ仕様のものがありますので、こういうものを揃えて下さい。

ちなみに私どもでも45cmのものを1本からバラ売りしております。→こちら


また、多くの場合ベランダやテラスは排水溝に向かって緩やかなスロープになっています。

床面に傾斜があるとラティスをきれいに取り付けることが出来なくなりますので、もしそういう場所であるなら低い部分に板をかませるなどの工夫が必要となります。

Q : 目隠し効果を考えるとルーバーラティスがよいでしょうか? 3枚を壁(フェンス)に沿わせて横に並べて結束バンドで固定する予定です。

ルーバーは、断固とした目隠しの主張ですので、私の経験上隣家の方への配慮が必要なようです。

加えて、ルーバーは圧迫感、閉塞感をもたらします。お風呂場の窓の目隠しなど限定的な使い道です。

回答は以上となります。ではご検討よろしくお願い申し上げます。

Q13 : FRP枕木商品1800に表札をつけようと思っているのですが、中が空洞との事ですが、穴を開けても問題ないでしょうか?

エコウッドの今福でございます。この度はお買い上げ頂きましてありがとうございました。 ご質問に回答をさせて頂きます。

FRP枕木の中は中空ですので、反対側から締めるタイプの表札を設置される場合は、枕木の裏側まで届くボルトが必要になります。

おおむね90ミリ程度のボルトが必要で、表札に同梱されているボルトがこれより短いと使えませんので、ホームセンターさんなどでボルトだけを買い直す必要があります。

長いボルトを用意されましたら、表札取付面から反対側まで貫通させて、ナットで止めることになります。

裏側のナット部分は、スプレーなどで黒く塗装されますと目立ちにくくなります。

このほか、ボルトナットを使わず枕木の厚みの中で止まる程度の短いビスを使ってネジ止めする方法もあります。

ただ、ネジを打ったところの肉厚が薄かった場合はネジが内側に飛び出て空回りしてしまう恐れもありますので、簡単な方法なのですが失敗をしやすいかも知れません。

それと、一度試してみたいと思っていたのですが、プラスチックと金属を接着可能な接着剤で、素地用のプレートを貼り付けてしまうという方法も考えられます。(実績はありません)

Q : 立てて埋めた後、コンクリートで周りを固めると表面温度が上がった時など膨張が起きひび割れ等の不安がありますがいかがでしょうか?

確かによく言われていることで私どもも心配をしているのですが、経験的なお話で恐縮ですが、枕木は業者様が主にお買い上げになり数多くの施工をして頂きましたが、実はこれまでこのような問題が発生したことがありません。皆無です。

施工後何年も経過したものを追跡してまで調査をしたことはありませんが、こういうことがあると多くの場合業者様は黙っていませんので、クレームの報告がない以上問題は出ていないものと考えております。

一方私どもでも施工を行っておりますが、それらの案件についても問題は発生しておりません。

↓(こちらはタイルの下に埋め込み、セメントで固定しています。)


従って過熱膨張によるひび割れの心配はつきまとうものの、それほど心配することはないのではないかというのが私どもの見解でございます。

回答は以上となります。難しい部分もあるかと思いますが、ご健闘をお祈り申し上げます。この度はありがとうございました。

Q14 : 既存のアルミフェンスにラティスを取り付ける際に、重量ブロック等は必要ありませんか?
直接インシュロックで止める際、コーナー部分に連結金具が必要かと思いますがいかがでしょうか?

お世話になっております。ご連絡を頂きましてありがとうございます。
ご質問に回答をさせて頂きます。

1.重量ブロックが必要かどうか

ラティスは、アルミフェンスの欄干(笠木部分)にぶら下げるように取り付けます。このため、まずブロックは置かないようにしてみましょう。

もし各ラティスの高さが一定にならない場合は、ブロックを置くことを考えれば良いと思います。

ちなみにブロックはどこのホームセンターにもありますからすぐ入手できると思います。

2.連結金具について

すべてのラティスを結束バンドで止めるため、連結金具はストレート、コーナー とも不要なのですが、私どもで施工を行う場合は体裁を整えるため使用しています。

一度「連結金具なし」でお取り付け頂き、ラティスごとに段差が出て格好が悪い場合に追加して取り付ければ良いと思います。

3.インシュロックの色

私どもでお届けするインシュロックは、黒色です。

白色もあるのですが、黒色にすることで耐候性(日光や雨などに耐えうる性能)を出しています。従って黒色でお願い出来ればと思います。

連結金具も黒色ですが、白いラティスに黒い金具や結束バンドは、アクセントを与えると思いますがいかがでしょうか?(若干詭弁的ですが)

4.フェンス用金具について

この金具はラティスをがっちり止めるために有効ですが、実は不慣れな方には取付が大変面倒な金具でありお薦めしておりません。

現在はインシュロックがあるため、お客様がお取り付けになる場合も私どもで取り付ける場合もこれを使用しています。

まずは、最低限必要なラティスとインシュロックのみお求めになり、他の部材は必要に応じて追加をされた方が良いかと思います。

不格好な部分が生じたときは、その部分を一つずつ解決する方法です。

ご心配はごもっともだと思いますので、他にもご不安なところがありましたらいつでもお気軽にご質問下さい。ではご検討よろしくお願い申し上げます。